目次
※一部、私の考察があります。
こんにちわ!CF blogです!o(^▽^)o
今回は自身の身を守るためにも勉強した内容です!
現在の日本は本当に危険ですよね( ̄▽ ̄;)
豪雨災害・コロナウイルスが一早く収束する事を願うばかりです。
①止まらないコロナウイルス患者 ②日本全体に拡大している豪雨・土砂災害
今の日本はかつてないほどの危険な状態になっていると思っていました。
ですが、これほど危険な時を、過去の日本や世界は何度も乗り越えていました!
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
情報がない時代にどう対処していたのか?そこからどう変わっていったのか?
考察を交えながら一緒に考えていきましょう(⌒▽⌒)
Ⅰ参考書・著者紹介
今回はこちらの2冊の本を参考にさせて頂きました。
①もうだまされない 新型コロナの大誤解 西村 秀一(著)
令和3年6月出版
西村 秀一
国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンター長。1994年4月から米国National Research Councilのフェローとして米国ジョージア州アトランタにあるCenters for Disease Control and Preventionのインフルエンザ部門で研究に従事。
著書に井上亮編『新型コロナ「正しく恐れる」』がある。訳書に力を入れており、A・W・クロスビー『史上最悪のインフルエンザー忘れられたパンデミック<新装版>』ほか
かなり高評価を得ている作品ですので参考レビューを入れておきます。ご参考までに。
A・W・クロスビー『史上最悪のインフルエンザー忘れられたパンデミック<新装版>』
②天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災 磯田 道史(著)
2016年5月出版
磯田 道史
2016年4月より国際日本文化研究センター准教授(過去に茨城大学准教授・静岡文化芸術大学教授)。慶應技術大学大学院研究科博士課程修了。本書で第63回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。
著書に「武士の家計簿」「近世大名家臣団の社会構造」等、歴史を中心としたテーマでの本なので見応えがあります\(^^)/
youtube等のメディアにも積極的に参加されているそうです。ご参考までに「磯田道史」を検索してみてください。
Ⅱ結論〜学ぶこと〜

今回、参考書を読んでみて、1つのキーワードの共通点が本当に多かったです。
なので結論からお伝えします。
大事な事は歴史から学ぶ事。
昔と比べ、何が分かって、どの部分で進歩しているのか?どの部分が曖昧で、正しくないことをしているのか、今こそ歴史から学ぶ事が大事だということです。
考えてみれば当たり前のことですね。ウイルスの話で言うのであれば、インフルエンザやスペイン風邪等のパンデミック(広範囲に及ぶ流行病)が過去に何度かありました。
豪雨・土砂災害は、直近で言うと東日本大震災・九州豪雨災害がありました。
西村氏も磯田氏も著書では現代を生きるために過去を見る。
言葉は違えど、類似する言葉をおっしゃられています。
実際にどんな過去があったのかを簡潔にまとめられています。振り返ってみましょう。
Ⅲ天災〜失う辛さの中から未来の光を生み出す〜
日本史の中での大きな事変にも、過去に天災の影がありました。
織田信長が本能寺の変で殺されてからの4年間、次の天下人を模索する時期に天生地震が起きました。
天生地震は近世日本の政治構造を決めた潮目の大地震です。本来はこの時期に徳川家康は豊臣秀吉に襲撃を受け、大痛手をおうはずでしたが、震度5の地震により、大阪に逃げ帰った歴史がありました。
これにより、徳川は豊臣政権ナンバー2の座に付き、これ以降に続く徳川時代の礎を築きました。
そして、豊臣政権崩壊の引き金となった背景にも天災の影響はありました。
朝鮮出兵後の束の間の休憩中、伏見地震が起きました。疲弊した兵士に秀吉は伏見城の再建(しかもより豪勢に)&再度朝鮮への攻め込みの指示を出しました。
当時徳川は天下取りを狙っており、豊臣が衰退していく様子をしめしめと伺っていたとの事でした。
震災から学んだ事〜「孝」の重さ

1707年10月に宝永津波・地震の大災害が生じました。
その時の記録【伯井氏難行録】により、宝永レベルの震災による富士噴火が起こった場合、東京では気味悪い振動を4日間、火山灰の降下を12日間は覚悟せねばならぬという事が予測されます。
ここで大事な事は、災害時には平時の習慣や規則が、人命を損ないかねない場合があるという事です。
阪神大震災は早朝に起きたこともあり、通勤による大被害は辛うじて免れました。
南海トラフはいつ動くか?
結論だけ言うと、15〜20年程度の地震猶予期間はあります。
どれくらいの被害が予想されるか?
現在の予想では震度6レベルの地震・それに伴う津波6mとされています。
5〜6m級の津波は、大阪を一気にのみ込めるレベルです。
津波到着までは恐らく2時間程度の猶予があります。減災・避難行動で人的災害を抑制し、セキュリティ面では多重防御の考えを入れ、水門・堤防の準備点検、対策が必要です。
土砂崩れに対しての対策はどうしていくか?
明確な対策は建設等での土地の段階でしなければ、一般市民ではこれ以上は無いようです。
ですが、危機察知はできます。ここで歴史から学んできた情報や知識がいきます。
津波と違い、高潮は数日前に来襲がわかるようになりました。
かなり強い台風が来そうになれば、低地の老人・子供を早めに高台に移しておく心積もりや避難計画が必要です。
結論、相手は地球です。食い止める事は不可能です。
ただ、最新の研究で情報は得られます。事前にどこへ逃げるか、何を持っていくか等の事前準備が大切です。防災の知恵を先人に学びましょう。
※海溝(トラフ)型の大地震の数日前には、地盤の隆起・沈降・伸び・縮みに着目するとの事です。ご参考までに。

Ⅳ現在進行形のパンデミック(コロナ)を歴史から考える
①過去から学んだ事〜真実と対策〜

次にウイルスの話です。ウイルスは少しずつ変化していくため、情報を取るべきところから入手し 真実を知る必要があります。
僕も勘違いしていた箇所が何個もありました。一般市民である僕達が対策できる、現実的な事を抜粋してお伝えします。
まず、コロナウイルスは空気感染だという事です。
「ウイルス」というものは原則細胞内でしか生きていく事ができません。
なので、テーブルや椅子、ドアノブの消毒はそこまで過度にやる必要はないかと思います。
西村氏はエアルゾロ(液体と期待の間の物質→要するに飛沫)は、途中落下している場合、吸い込むには掃除機並の吸引力が必要だと述べています。
この事からも、過度な警戒を持っていく事は労力の無駄使いにもなると、少し気が楽になりますね( ^ω^ )
対策の基本は長時間の3密回避とユニバーサルマスキング(お互いがマスク)
ここで意外だなと思ったのが、長時間の3密という所です。
短時間なら大丈夫なのか?でもクラスターが出てるじゃないか?
そう思う方は沢山いるかと思います。僕もそう思いました(笑)
研究結果によると、たった1回の咳では、すぐに感染するような量のウイルスは出ないようです。
ウイルスは唾液中に存在しています。セルフケアの中でも、意識的にうがい・口ゆすぎをする事(鼻うがいも推奨)・意識的に空気の流れを作る換気をする事により空間の感染リスクはかなり落とせるとの事です。
②マスクと熱中症リスクのバランス
猛暑続くこの夏でマスクをするのは正直かなり酷です。
僕も外回りの仕事をしているため、時々暑さで立ちくらみしそうになる場面があります( ̄◇ ̄;)
ですが対策の基本はユニバーサルマスキング(お互いがマスク)
マスクを付けるべき時と外していいタイミングは分かりやすい指標はないのか?
ありました!(⌒▽⌒)
まずマスクの性能の話です。まず初めに衝撃の真実 ウタレンマスクはほぼ効果ゼロです。

マスクの生命線は素材性能+密着性
粒子除去率は左から不織布>ガーゼ>ポリエステル>ウタレン
となっているようです。
不織布マスクは現在かなり高価です。金銭面に余裕があるのであれば不織布マスクが一番ですが、厳しいからこそウタレン等の洗って何度でも使えるマスクが脚光を浴びているはずです。
安心してください。ウタレンマスクでも吸い込み飛沫量は30〜40%程カットできます。(不織布は70%)
それよりも大事な事はマスクを付けたらしてはいけない事。
それは、走る事です。
理由は2つ。①ずれる事により密着性が低下 ②強い力で息を吸うと、普通呼吸なら大丈夫な粒子も吸ってしまうからです。
西村氏は本書の中で、空気のブラウン運動の法則(風は留まらず循環している)により、基本的には外を歩く時にマスクはいらないと述べられています。
以上の事から私は、風や時間の経過に合わせ、屋外のマスクは時と場合で良いのではないかと思いましたo(^▽^)o
③PCR検査にも差がある?
最近は患者数も大幅に増加し、検査よりもワクチン接種の方が取り沙汰されています。
軽症〜重症患者や病院の空き床問題。年齢等の影響もありますが、そもそもなぜ症状にここまで差があるのでしょうか?
西村氏の見解でスッキリした部分がありました。
2020年のPCR検査の対象→37.5°以上が4日間以上続いている。
当時は対象をむやみに拡げなかったのが良かった。
現在は全国各所で行われ、システムや機器の変化により、死んだウイルスでも陽性になる場合がある。
検査の信頼性が若干ですが違うようです。医療組織もパンデミックの影響が少なからず生じており、この事から疑問解消と強い危機感を感じました( ̄▽ ̄;)
④生きている限り「ゼロリスク」なんてあり得ない
過去のパンデミックはどう落ち着いてきたか
コロナウイルス特有の厄介な部分は、ウイルスが体内にいても無症状の場合がある事です。
これがクラスター、感染拡大の引き金となってしまいます。
これは感染症の三角形という絵図があるため、本書で確認してみてください。
過去のスペイン風邪は流行は3年続きました。その後も不定期に続いています。
不定期にとは何か?それは現代のインフルエンザです。
※参考までにインフルエンザが冬に増加する原因は、感想や湿度の影響により、粒子が小さくなり、鼻から肺に入りやすいためです。
明治時代の過去最大のパンデミック コレラウイルスに対しては「患者の届け出」「患者の隔離」「人と物の移動禁止」「交通遮断」「群集行為の差し止め」の措置を取っていました。
今とほとんど変わっていませんね。
我々は今で充分ベストを尽くしています。大事な事はこの経験から何を学び、次に繋げていくかです。
Ⅴ終わりに

ここまで読んで頂きありがとうございました!🙇♀️
今回は歴史を中心にこれからの対策はどうしたら良いのかを考えました。
国の方針を待たず、自ら動いていく事も大切なんだなと学びました。
そのためにも、常にベストを尽くしている先人達から学び、現状を阻止する事だけに全力を尽くすのではなく、先を見て行動していきます!!\(^^)/
ではまた会いましょう!(⌒▽⌒)
【参考文献】
①もうだまされない 新型コロナの大誤解 西村 秀一(著)
②天災から日本史を読みなおす 先人に学ぶ防災 磯田 道史(著)
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