目次
※一部、筆者の考察があります。
こんにちわ!理学療法士✖︎スポーツ栄養プランナーのダブルライセンスを持つJPです!o(^▽^)o

社会で活躍できるビジネスマンは、共通して愛用しているものや日常において欠かさない事があります。
その1つが”サウナ”です。サウナには、ビジネスのパフォーマンスが上がる根拠がたくさん詰まっています。
疲労との向き合い方は本当に大切です。今回は、自分も気になっている部分であります、パフォーマンス向上にはいかにサウナと繋がるかをお伝えします。
是非最後までお読みください🙇♂️
”血流を良くすること”に悪いことはない

サウナは賛否両論が激しい娯楽です。極端に血流を循環させるからこその”ととのう”領域があります。
サウナ後に体調不良になってしまう方もいると思いますが、厳しくいえば、”サウナが悪いのではなく、体調管理ができない人の口コミ”がサウナの印象を悪くしてしまいます。
理学療法士という観点から見ても、血流を良くすることに悪い影響はありません。
体に負担はかかるので注意は必要です。【血流が良くなる=運動】ではないので、体を追い込むのは、しっかりとした運動がベストです。
運動の効果についてはこちらのブログに記載しています。
サウナについてはこちらの記事をご参照ください。

”ととのう”は自律神経の効果を最大限に引き上げてくれる
筆者の加藤医師は、サウナが全ての健康法の中で、「最も効率的に、そして瞬時に、脳と体を「ととのえる」(コンディショニング)する事が可能だからこそおすすめできる」
と、発言しています。
多忙なビジネスパーソンほど、体は”オフ”できても、脳は休める事ができていないそうです。
脳を休めるには、常日頃から当ブログが推奨するマインドフルネスがオススメです。
今回は、究極のマインドフルネス、こちらの本をご紹介します。
「サウナでととのう」のには科学的根拠があった!
なぜ、ビジネスエリートはみんなサウナ好きなのか?
著者は、「ビジネスエリートだからサウナが好き」なのではなく、「サウナが好きだからビジネスエリートになれる」のではないかという。なぜなら、サウナがビジネスのパフォーマンスを上げる医学的根拠が次々と明らかになってきているからだ。
本書は、サウナーでもあり医師でもある著者が、内外の最新研究を基に、サウナが脳と体に与える効果を紐解き、さらに、最大限の効果を出すサウナの入り方を医学的エビデンスに基づいて解説したサウナー必携のバイブル。本書を読んでサウナに入れば、別次元の「ととのい」が待っている!
本書より引用
瞑想や禅といったマインドフルネスは、効果的面ですがその領域に入るにはやや努力が必要です。
その点、サウナは誰でも自動的に心身を整えられます。
なぜサウナに入ると自動的に「ととのう」のか

サウナの魅力は、人体にとって「非日常的な危機的状況」を作れることにあります。
極限まで熱せられた体が、今度は冷水につけられます。体は驚き、自律神経・心拍・血圧・血流量・脳内ホルモンなどをコントロールし、持てる全ての力を総動員して環境に適応しようとします。
その後外気浴によって生命の危機を脱したと判断した人体は、エネルギーの消費が止まり、動作が軽くなった脳がサクサクと動く「ととのう」状態になります。
”ととのった”体はすごく敏感に感じますが、全て解放されたサウナ後の体が、あなたの本当のパフォーマンスだといえます。
サウナは脳の疲労の素”DMN”を抑制させる働きがある

DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)はぼーっとしている時、脳が意識的に活動していない時に働いてしまう脳回路です。常にタスクに追われるビジネスパーソンは、休みたくても脳が無意識に休めない状態になっている可能性があります。
対してCEN(セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク)は、集中して仕事する時に活性化する脳回路です。CENが活性化している場合は、眠気や空腹など自分の内なる情報を遮断して、外のタスクに集中することができます。
脳疲労を取るカギは「DMN」の消費量を減らす事が重要です。
サウナに入ると強制的に思考を停止させられるため、DMNの消費量が減ります。それにより、「脳がスッキリする」「脳疲労を防げる」「集中のスイッチに切り替わりやすくなる」等のメリットが得られやすくなります。
決断力・集中力の向上、アイデアやひらめきのような発想力の向上メンタルの安定・睡眠の質向上といった様々な効果があります。
余計な物質の断捨離という事で、代謝のスイッチも良くなるのでダイエットにもいい効果が期待されています。
最もおすすめなのがHSP(ヒート・ショック・プロテイン)の放出。熱による刺激が加わると活性化される特殊なタンパク質のことで細胞を修復させる働きを持ちます。
これは各内臓機能(高血圧や糖尿病)に対していい働きが報告されているので、血流を促進させ、タンパク質の働きを良くする事で、健康的な生活が送れるということです。
気持ちがいいことを追求すると自律神経が活性化する

サウナの入り方には、「サウナ→水風呂→外気浴」を3〜4セットが基本です。
とはいえ、サウナで一番大切なのは「自分自身が気持ちがいいこと」です。
サウナ関係なく、気持ちいいことを追求すると、最高の休息を送る事ができます。
サウナは”サウナー”と呼ばれる極めた人が入るイメージがありますが、それは”ととのう”までの過程を無駄にできないからです。
水風呂から2〜3分が体が最高の状態です。水風呂・外気浴が重要視されている要因はサウナーが、この時間が最も重要だと理解しているからです。
サウナの入り方(目安)
【サウナ】
サウナは80〜90°のフィンランド式がおすすめです。体温を統一する事がベストのため、胡座・体育座りのような心臓に近い位置に体を集める事ができれば最高です。サウナを出るタイミングは、「脈拍が自分の平常時から2倍」になったタイミングで出てください。
【水風呂】
水風呂の適温は16〜17°です。体を局所的に冷やすと”冷え性”を招いてしまうので、「なるべく全身浸かること」が好ましいです。
水風呂では、心負荷を避けるため、入る時は大きく息を吐きながら浸かることがおすすめです。水流が起きやすい場所では、全身が暖かさに包まれる不思議な状態”羽衣”が取れてしまうのでなるべく水流が静かな所に浸かりましょう。
1分程度で羽衣は纏われます。「呼吸をした時に気道がスースーする」感覚も出る目安として使えます。
【外気浴】
サウナの真髄、外気浴。水風呂を出た後、体を冷やさないように全身を拭きましょう。
外気浴で横になるのは、深部の熱が抹消に流れやすくなり、副交感神経がより優位になるからです。
5〜10分程度、足の末端が少し冷たく感じる程度までリラックスしてください。
上記にも記載した通り、真の”ととのい”タイムは約2分。外気浴への動線を先に確認しておきましょう。
”ととのう”医学的メカニズム

サウナ室、水風呂に入るとアドレナリンとノルアドレナリンが出ます。
アドレナリンは、疲れや痛みを感じにくくしたり、いつもより力を出せるようになるホルモンです。
ノルアドレナリンは、意欲や活動性、思考力、集中力などを司っています。
相反してる2つのホルモンが同居するからこそ、研ぎ澄まされているのに、リラックスしている状態が作れます。
お風呂とサウナの違いは、”脳の疲れが取れない事”です。
体の疲れは汗をかく事で改善しますが、脳の疲労回復はなかなか大変です。
最高の”ととのい”の領域に入った時、いい事だらけのサウナの真髄が見えてきます。
終わりに

最後まで読んで頂きありがとうございました!🙇♂️
今回紹介した本には、各都道府県のおすすめサウナも紹介されています。是非直接手にとってお確かめください( ^ω^ )
仕事を次々とこなす事、新しい閃きには脳がクリアでないといけません。
そして、脳のパフォーマンスを上げるには、サウナが最もシンプルで効果的です。
脳の疲労を取って、最高のパフォーマンスを出していきましょう!
ではまた会いましょう!(⌒▽⌒)
【参考文献】
医師が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナで整えるのか?
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