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こんにちわ!CF blogです!o(^▽^)o

まん延防止等重点措置、いわゆる「まん防」が各県に発表されていますね。
私も医療従事者であるので、事態が急激に変わってきている事を痛感しています。
ただ、制約があるからこそ進化すものがある。今やラーメンや人気店の商品は”加工食品”となって味をほぼ再現できるクオリティがこの1〜2年でかなり進化を遂げています。
今回は食品について、掘り下げながら健康について考えていきたいと思います( ^ω^ )
是非最後までご覧ください🙇♂️
栄養を与えるのは”タンパク質” 元気を与えるのは”ビタミン”
食品は私たちに「栄養」と「元気」を与えてくれます。
「栄養」を与えてくれるのは、炭水化物・タンパク質・油脂。
「元気」を与えてくれるものには、ビタミン・ホルモン・エタノール・カフェインなどがあります。
このように食品を科学的な視点で取り扱っているこちらの本を今回参考にさせて頂きました。
「食品の科学」が一冊でまるごとわかる 斎藤 勝裕
肉を加熱すると硬さが変化します。60℃までは温度が高くなるにつれてやわらかくなります。しかし60℃を越えると急激に硬くなり、75℃を越えると再びやわらかくなります。
これにはもちろん理由があります。肉を形成している3種のタンパク質の熱変性の違いによるものです。このように、普段なにげなく、経験的に知っているような食品にまつわる特徴も、すべて科学で説明できるのです。
すべての食材に含まれる「水」の説明からはじまり、さまざまな食品にまつわる科学について、易しく解説した入門書です。
本書より引用
加工食品は豆腐も当てはまります。豆腐は、絞って残った固体がオカラ、液体が豆乳になります。
豆乳を加熱すると生湯葉になります。ソーセージとハムの違いは、ハムが肉塊を用いるのに対してソーセージはミンチにかけて細かくした肉を用いる事です。
このように養分を理解し、吸収しやすくする工程を挟む事を”加工食品”と言います。
冷凍食品には、必要な加工処理や塩分等の調味料による適切な工程を経過し、”おかず”になります。
日本の調味料の特徴は、その多くが発酵食品であるという事です。日本人の味覚は敏感で、日本人から生まれたのが味覚とも言われています。
日本で作られた食文化は世界にも通じる武器であり、「ご飯にマヨネーズをかける貧乏飯」も、本当に”貧乏”であるなら、体に必要なカロリーを入れているので、これにタンパク質が素の納豆でも足すといいでしょう。生きるための栄養という観点で文句無しです。
このようになんとなくでも正解を導き出す事ができるのが、日本人の才能【味覚】です。
冷凍食品を筆頭に、その他の”おかず”。「日本人だからこそここまでのクオリティーを生み出せた」と、誇るべきものだと思います。

肉類はタンパク質を多めに含む
タンパク質といえば、鶏胸肉を思い浮かべる人は多いかと思います。
ですが、タンパク質を豊富に含んでいるのは肉類の栄養価の特徴です。
牛肉は高タンパクなだけでなく、鉄分も多く含みます。貧血気味の人にはおすすめです。
豚肉にはビタミンB1をはじめとするビタミンB群や亜鉛・鉄分・カリウムなどが豊富に含まれます。
豚肉は牛肉よりもカロリーも低く、低カロリー・高タンパクな食品です。
なぜここまでタンパク質摂取が推奨されるのか?それはタンパク質が筋肉として動物の体を作るだけでなく、各種の酵素として「生命活動の中心」となるからです。酵素がなかったら生命体は1秒たりとも生きることはできません。それほどタンパク質は重要なのです。
正確にはタンパク質の中のアミノ酸単位分子が食物から取り入れる必要があります。
肉はカロリーを計算しながらタンパク質を摂取するのに最も望ましい食べ物です。
魚介類は高タンパク、低カロリー、低脂肪の健康食材

魚介には赤身魚・白身魚があります。これは、スタミナ運動が得意な遅筋(赤)・瞬発的な運動が得意な速筋(白)に分けられます。
一般的には持続的な運動を行うためにタンパク質(ミオグロビン)が必要な赤身の方がタンパク質が多いと言われています。
赤身魚のもう1つの特徴は、健康に良いとされるω-3脂肪酸や頭にも良いと言われるEPA・DHAのような脂肪酸を多く含みます。
白身魚は、赤身より脂肪の量が少なく低カロリーで、コラーゲンを多く含みます。
味も薄いので、白身魚は淡白な味と表現される事が多いです。
貝は肝臓の働きを助け、甲殻類は免疫力を高める
貝にはタウリンというアミノ酸が多く含まれています。タウリンは肝臓に対して有効な作用をもたらし、「2日酔いにはシジミ汁」と言われるだけの効力を発揮します。
エビやカニといった甲殻類。低カロリー・高タンパク・低脂肪であり鶏肉と似ています。
(身は30%がタンパク質 残り70%は水)
イカ・タコにも貝に負けないくらいのタウリンが含まれています。
注目すべきはエビの殻。カルシウムやビタミンE以外にキチン質という、免疫力を高め自然治癒力を強化する働きがある酵素が含まれています。
今のところ効果的な食べ方は聞いたことはありませんが、是非作り上げて欲しいです🙇♂️
油は潤滑油
油脂というと高カロリー食品でメタボの原因などと思われがちですが、かなり重要な働きをしています。
生物の体は細胞でできています。細胞を包む細胞膜・核膜はリン脂質という分子でできています。そして、リン脂質は油脂を原料として作られています。
油脂や脂肪酸は最近注目されており、健康油がその代表格でしょう。青魚の油は頭にも良いと言われており、外部からしか取り入れることの出来ない貴重な栄養分です。
野菜は食物繊維・炭水化物・ビタミンが摂取できる
野菜には水溶性(水に溶ける)ビタミン・脂溶性(水で溶けない)ビタミンが存在します。
片方が多くても少なくても調子を崩してしまい、バランスを崩してしまいます。
野菜の主な栄養価は食物繊維です。炭水化物は「糖質」と「食物繊維」に分けられ正確には、炭水化物を含む食物繊維が多い という表現が正しいようです。
野菜でも一部(ブロッコリー・キャベツ・ジャガイモ・きゅうり)タンパク質が含まれている物もあるようです。
食物繊維はキノコや海藻もとても多く、昆布はタンパク質も豊富に含まれます。
野菜に含まれるビタミンは1日の中で不足分も多いため、最近はそれを補うためのサプリメントも重宝されていますね。
栄養素やそれを上手く健康につなげるための内容はこちらにupしているので是非ご参照ください。
ミルクと玉子は完全栄養食品

生物の歴史には、ちゃんと意味があります。
なぜ赤子や親の乳を飲むのか? 動物はなぜ卵から生まれる個体がいるのか?
それは、ミルクと卵には免疫抗体なども含まれた完全栄養素が備わっているからです。
牛乳(ミルク)は90%が水であり、残りの固形分は脂肪分と無脂固形分です。
無脂固形分にはタンパク質・乳糖(ブドウ糖)・ビタミンや灰分とも呼ばれるミネラルが含まれます。
卵に至っても、卵黄は1個の独立した細胞とまで評されています。
卵は栄養的にバランスの取れた食品で、1日に必要な栄養素が全て詰まっていると言われます。
100gの卵には、エネルギー155kcal・炭水化物1.112g・タンパク質12.6g・脂肪10.6g・コレステロール420mgが含まれています。
終わりに

最後まで読んで頂きありがとうございました!🙇♂️
自分が普段食べているものがどういうものなのかを追求すると、面白い発見があります。
体に悪いと意見が多い麺類も、栄養を考えれば薄力粉よりも強力粉を使用しているパスタの方がタンパク質が多く含まれています。
このように、実際に調べてみると一般知識よりも深い自分だけの栄養バランスが引き出せます。
そのバランスが、今後自分の人生ビジョンに合っているか?そのように捉えていくと楽しくなるのが人の”本質”だと思っています。
何より、健康な人が多ければ日本は世界と戦えます。One Teamで目指すのは豊かさ!👍
ではまた会いましょう!(⌒▽⌒)
【参考文献】
「食品の科学」が一冊でまるごとわかる 斎藤 勝裕
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