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※一部、筆者の考察があります。
こんにちわ!CF blogです!o(^▽^)o

11月といえば、冬のボーナスが多い企業も多いかと思います。
皆さま、お疲れ様でした!今年ももう一息。頑張っていきましょう!
そしてそれを狙ってセール商品を出すアパレルブランドの方々は無理をなさらない程度に頑張ってほしいです。冬は体調を崩しやすいです。体調管理も立派な仕事です。
そして、セールの中で飛び抜けて有名なセールは私は”2つ”あると感じています。
1つはユニクロ大感謝祭。最近のアウターは軽いので進化に日々感動しています。
いつかユニクロも記事に取り上げる予定の魅力的な企業様です。
そしてもう1つ。それが今回取り上げるAmazonのBLACK FRIDAYです。
商品をここまでセールできるのは、Amazonというブランド力に他なりません。
GAFAM企業でも最先端を走るAmazon。ここがどこを目指しているのかを知る事によって、今後のビジネスがどう進化していくかが分かります。
是非最後までご覧ください🙇♂️
”BLACK”商品がセールという分かりやすさ
このセールの良さは挙げたらキリがありませんが、個人的には【黒商品】がセールになるというネット初心者でも馴染みやすい切り口が最大の良さだと思います。
Youtuberやメディアがこぞって色んな記事をあげています。その中での人気ランキングはこちらに記載されていますので是非ご参考までに。

人気No.1の商品です。こちらから購入できます。
このような目玉商品を惜しみなくセールする利用者第一の心が素晴らしいの一言です。
Amazonのビジネスは10年後に必ず経営学の教科書に載る

アマゾンといえば、熱帯雨林です。簡単にいうと、ジャングルで迷宮路のような感じです。
Amazonも秘密主義が有名な企業であり、その素性は”ジャングル”同様に深く謎めいています。それもそのはず、現在では「Amazonゴー」「Amazonダッシュ」筆頭に、手がけているサービスが多すぎます。
Amazonは、「ネットとリアルの境界」を無くし、新しい道を切り開いています。
新しいビジネスをどんどん取り入れ、2015年6月からの株価推移では、Amazonだけ4倍も伸びています。(他GAFAMはおよそ2倍)
Amazonのビジネスとは突き詰めると、毎年数千億円を費やして、超大型の物流倉庫や小売店を建設し続けています。
その資金は、小売業界において突出したCCC(キャッシュ・コンバーション・サイクル)で、どの企業よりも早く手元に現金が入る体制を整えています。
そして、Amazonの最大の強さはAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)で、IT業界ではAmazonは世界最大の企業向けクラウドサービス提供会社としての評価を得ています。
この全ては今日買って明日届くシステム作りのため。長年かけて作り上げてみたこのサービスは他社が持てない最大の武器となっています。その他突出したサービスはこちらの本を誤算書ください。
Amazon 世界最先端 最高の戦略
アマゾンという企業を研究することは、これからの最新の経営学を学ぶことと同じです。
「ビジネスモデル」「キャッシュフロー」「AI技術」「会員サービス」など、ありとあらゆる革命がこの企業にはつまっています。
アマゾンは、あっという間にさまざまな業界に入り込み、それぞれの大企業を脅かす存在になりました。いったい、それはどうしてなのか。アマゾンは何をしているのか。
この本では、「小売り」「資金」「クラウド」「会員サービス」「M&A」「物流」「テクノロジー」「組織」などの面から、元マイクロソフトの社長である成毛眞氏が徹底解説。
この1社さえ押さえておけば、世界で今何が起こっているのか、現代のビジネスマンや企業家が知っておくべき最新のビジネス感覚を身に着けることができます。本書より引用
Amazon無しでは生活できない時代が到来している

Amazonが特殊なのは、各事業が独立している事により、他企業よりも遥な相乗効果を生み出し、驚異的なスピードで成長を続けている事です。
上記で述べた通り、Amazonは自軍にとって有益となる情報も発信しない事が有名です。
はっきりと分かっている情報は、先行投資を赤字まで遠慮なく突っ込む所です。
Amazonが象徴するのは、未来への投資を他人任せにする事が、自社を大きな存亡の危機に立たせる事です。
創業当初からずっと地球上のあらゆる商品を扱う「エブリシングストア」を掲げ、先を見据えた判断をしてきています。
ギリギリまで投資した先に、地球規模の独立した事業が融合されて構成された現在のAmazonが誕生しています。
この企業がどこを目指しているか?それは個々が独立しすぎているが故に、判断ができないと言います。少なくとも、大企業でAmazonのようなビジネスを行える組織はありません。
そして、Amazonのスピード配送には、中小企業が発展を遂げるための足掛かりとなる力があります。
国境を跨いだ輸出ビジネスが可能となった現在、Amazonが潤沢な資金を各国の倉庫を増築・強化することに違和感を持つ人はいなくなりました。
今はやっているドローンやGoPro。これらがスタートアップの際も積極的に提供していたのもAmazonがスタートです。囚われない範囲で商品を扱う事で、最も大事にするお客様の流れや興味・関心も情報集する事ができる。だからこそ、日用品を連続購入できる「Amazonダッシュ」が誕生しました。
そのためには、物流だけでなく、IoT事業も拡大させていっているAmazon。もはや個人にとっても、企業にとっても欠かせない存在となっているのです。
長期的な優位性を確立するために”誤解される覚悟”を持った
ジェフ・ベゾスは投資家に「我々は長期間に渡って誤解される覚悟がある」と語り、批判を受け続けながらインフラ構築に大々的に投資し続けていました。
今やAmazonは複数の事業を抱えているのは当たり前ですが、ベゾスは当初から金融やコンピューター事業への野心を隠していなかったそうです。
1年でかなり黒字経営となった転換期には、収入と急速な事業の拡大に懐疑的な視線も多かったそうです。
”利益を求めずに、成長とビジョンを求める” ”先を見据えた新事業の発展の構想”
経営者ジェフ・ベゾスの思想は今現代に取って求められる【多動力】のパイオニアです。
世界中に設置されるデータセンター〜情報収集にてニーズを取る事に尽力〜

AWS(Amazon Web Service)がAmazon最大の強みなのは、世界最大のテクノロジーを自社で開発し、その能力を情報収集する事に尽力している事です。
業務システム・基幹ソフトウェア・半導体・コンピューター本体を同時に開発した会社は歴史上ありませんでした。社内のサーバーやソフトウェアを、より安価なウェブベースの代替品に代え、企業のITの世界を一変させました。
今やAmazonは再生エネルギー事業に進出できるほどの力を、データセンターにどの企業よりも早く力を入れ、クラウド市場で圧倒的なシェアを握りました。
国家スケールとなった「プライム会員」。前払いにてキャッシュを手に入れ、サービスを充実させるシステムは、しばらく崩れる気配がありません。ライフスタイルに介入するサービスを拡大させる意識が、たとえ、年会費が上がっても退会したくない。高い満足度を誇っている秘訣です。
自社の強みで他社を助ける”Amazonらしい恐ろしさ”

Amazonは、物流と配送のスピード。この強みを生かし、2018年、SWA(Shipping with Amazon)、自社以外の配送サービスも始めています。
懐疑的な意見も多いですが、元々自社サービスの配送で拡大してきた物流センターや移動機器が、他社に敵うはずがなく、何より顧客満足度も上がるという【顧客ファースト】はここまでの恐ろしさを秘めるようになりました。
GAFAMという組織は第3者がビジネスを行うための基盤(プラットフォーム)を提供するプラットフォーマーと呼ばれる企業です。
プラットフォーマーは、高い市場シェアを握る事によって、業界のルールを自らが決める事ができます。そして、支配的な地位を築く事はネットワーク効果(口コミ)を生かすことが重要です。Amazonという企業は、上記に注力を注いだプラットフォーマーの完成形です。
次に進出する可能性がある事業①金融
Amazonは銀行を作るかもしれないという話があります。
2014年に始まった法人事業向け融資サービス「Amazonレンディング」
融資を決める際には決算書で判断するのが一般的ですが、Amazonには”マーケットプレイス”という膨大で確実なデータがあります。そして、他企業の経営状態を正確に判断ができます。そのため、得意なスピード事業が展開できます。
レジなしのコンビニ「Amazonゴー」が普及すれば出品だけでなく、コンビニ店舗の決済情報も手に入れる事ができ、企業だけでなく個人向けの融資ビジネスが可能になる可能性があるそうです。
そのための布石、クレジットカードがどのように進化していくかを見ていく必要があります。
次に進出する可能性がある事業②家電
話しかけるだけで商品が届く「アレクサ」
アレクサには”スキル”というものが存在するらしく、それにより家電業界や日常生活に革命を起こそうとしています。
アレクサのスキルでできる範囲を増やすためには、市場で開放して対応商品を増やす必要があります。
アレクサに関しては、対応機器の開発キットや対応部品の作り方を敢えて外部に公開しており、できた商品は契約によりAmazonがテスト確認を行なって実装可となります。
こうする事でアレクサに対応した商品を外部注文のような形で世に排出できます。
音声認識技術は家庭内における「ポストスマホ」として注目されています。
Appleでも「Siri」を筆頭に、現在は「HomePod」が生まれていますが、音声認識端末の分野でもAmazonが一つ抜けている状態です。
この応用で「エコールック」というファッションに特化した4種類のLEDフラッシュ機能などを搭載し、SNSと連携するカメラの誕生により、ファッションブランド業界への進出にも勢いがあります。
ファストファッションのシェアもデータセンター・IoT業界を制覇しているAmazonにはお手の物。今までのアパレル業界では手にできない顧客の情報を握る事により、これまでにない手法でビジネスを展開・事業拡大が可能なのです。
次に進出する可能性がある事業③AI
ここの発展が無いとAmazonの将来的なビジョンの達成はありません。ネット業界の力を借りて、今まで得てきた情報から新しい切り口でビジネスを展開したいAmazon。人の手を借りずにコントロールする力・AI技術の向上は必要不可欠なのです。
最終的に目指すのは、無人運転です。そのために、倉庫や物流センターの流れを整備し続けています。
そのためには、セキュリティも力を注ぐ事が重要です。そのためにはAI人材の発掘というアナログな作業にも力を入れています。
終わりに

最後まで読んで頂きありがとうございました!🙇♂️
Amazonという組織は”個のアイデア”がかなり重要視される組織だそうです。
「全ては顧客のために」。1つに囚われずに次々と事業を展開していく姿は、そのテクノロジーは、経営学のプロフェッショナルだけが知っていればいいという段階ではなくなってきています。
リアルとネットの境目を無くす。国と国の境目すら曖昧にする。
今の時代に求められているのは、こうした【囚われない視点】を持つマインドだと思います。
ではまた会いましょう!(⌒▽⌒)
【参考文献】
Amazon 世界最先端 最高の戦略
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