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こんにちわ!CF blogです!o(^▽^)o

日本は9月1日から【デジタル庁】がスタートします。
今回のコロナウイルスでは日本のデジタル化を10年早めたと言われています。
そこで今回は①デジタル庁の狙いと役割 ②インターネットの進化と人間の進化をお伝えします。
世界では普段から使用されているインターネットが、なぜ日本では遅れているのか?
それに対する対策は?
それがこのブログで分かります。是非最後までご覧ください\(^^)/
参考書・著者紹介
今回はデジタル化、インターネットの奥深さを学ぶため、2冊の本を参考にさせて頂きました。
①スマホ脳 アンデシュ・ハンセン(著)
大人気書籍『スマホ脳』です。「私たちの日常には欠かせない存在となったスマホやiPadが人間、特に子供や若者にどういった影響を与えるか」という問いをテーマにしています。
アンデシュ・ハンセン
精神科医。スウェーデンで今最も注目されているメンタルヘルスのインフルエンサー。
詳しくは「アンデシュ・ハンセン」をご参考ください。
②行政のデジタル化 日経MOOK
デジタル庁の試みと、各県の展望が掲載されています。無人診療等、あまりTVでは聞かない面白い情報も記載されています。
詳しくは「デジタル庁」をご参考ください
デジタル庁での狙い

参考著書『行政のデジタル化』では、菅政権の切り札として扱われています。
役割はシンプルに1つ、全ての行政手続きが60秒以内に可能となる情報システムの確立です。
狙いとして政府の面からは各省任せだった情報を大きなクラウドに集約させ情報分散の抑制を図ろうとしていると推測されます。
経済の活性化にも期待がもてます。
2030年頃に実現予定のスーパーシティ構想。
サイバー世界(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を融合させ、仕事や食住のサービスの充実を図ります。京都・兵庫(三田市)を筆頭に、各県の試みが記載されていますので是非ご参照ください(⌒▽⌒)
失敗からのスタート。ここからどう立て直せるか?
先述の通り、デジタル化はコロナウイルスに負けました。
特徴である民間企業の活性化にて、国民を”チーム一丸”となって経済の促進を図る試みでしたが、”行政のデジタル化が国民起点のサービスという発想・認識の欠如により、連携が取れずに現在も被害が続いている状態です。
デジタル化に向けた課題は、IT技術者の欠如・人口減少に対してサービス向上を託された現在の勤労世代のオーバーワークという点です。
アメリカ・デジタル化が積極的に進んでいるスウェーデンでは、企業に1人は技術者を配置しています。日本には技術者は不足しており、高齢者に伝える作業も増えていきます。
デジタル庁から中央省庁・地方公共団体へのシステムの統合と提供
苦しいですが、「今の世代が苦労する事で次の世代が楽になるから」
このメッセージをどこまで根気強く発信し続けられるか。日本の結束力が問われます。
人間の脳はデジタル社会に適応していない

上記の内容とは逆になりますが、人間の脳はデジタル社会に適応していない。
これが『スマホ脳』で突き詰めた内容です。
デジタル化が進んでいるスウェーデンでは大人の9人に1人は抗うつ剤を服用しているようです。
これは人間の睡眠・運動への強い欲求と精神状態の関連性で理由が説明されます。
先史時代の名残り
人間は現代社会に適応するように進化していないようです。
現代ではADHD(注意欠如・多動性障害)=障害のイメージがありますが、先史時代は生き伸びるために注意散漫である必要がありました。
食べ物も餓死と隣り合わせの世界だったため、積極的(必死)に体を動かして食料を手に入れる必要がありました。
あれから数千年、永遠のように感じる時間ですが、進化の見地からみると一瞬です。私たちは大きく異なる環境に住んでいますが、脳の構造上、今の時代には適していないようです。
欲求と精神状態
人間のあらゆる活動は、顎を掻く事から原子爆弾を爆発させることまで、たった一つの要求の結果だ。
その欲求とは胸の内の精神状態を変えたい、というもの。
そこを出発点にして、私たちは感情に支配される。
特に、ネガティブな感情。恐怖を感じた瞬間に、脳はコルチゾールとアドレナリンを放出する指令を出します。
古人は飢餓状態であったため、空腹時に食事をみると食べたくなる衝動の、人間本来の性質であると言えます。
人前で喋る恐怖心も、かつて集団から追放される事が死であった時代があるからです。
脳には報酬系と言われるエリアが存在します。
今見ているこのブログや、SNS・本でも気になるのは今見ている情報よりも、次の情報ですよね?
脳は新しいものが大好きな性質を持っています。
チャットやメールの着信音がなると、スマホを手に取りたくなるのも、「大事かもしれない」という事に強い欲求を感じるからです。

スウェーデンでは2〜3歳の子供の1/3が毎日タブレットを使っています。
脳が進化の過程で著しく低下した能力があります。それは集中です。
【マルチタスク】という言葉が今は当たり前になっていますが、本来人間は複数の課題に集中する事が苦手な種族だと研究で明らかになっています。
インターネットは報酬系の塊です。脳にとっては甘い蜜のようなもの。
よって、「スマホを無視すること」に知能の処理能力を使ってしまい、本来の集中力を損ねてしまいます。
スマホが魅力的すぎて、周囲に関心が持てなくなってしまう。そのために引き籠り、鬱になってしまうという流れができてしまったのです。
SNSによって失われてしまう、対面でのコミュニケーション。
気持ちの共有という直に熱を感じるやりとり失われていってしまうのが、今後デジタル化する世界の1番のリスクだと思われます。
進化しつつ、大事な事を失わないための対策

デジタル化によって、発信力があるインフルエンサーの言葉が自分の言葉になってしまい、信憑性が無いフェイクニュースを信じてしまう時代が来る事をハンセン氏は恐れています。
人間としての機能を最大限に保つための睡眠や食事にまで害を及ぼすスマホやiPadだからこそ、ジョブスは我が子にスマホを持たせなかったのです。
スマホは人間最大の欲、【知識欲】に対する最大の餌です。
無駄なくデジタル化を取り入れた人間の新しい姿、スマホ脳となるためにはどうしたら良いでしょうか?
睡眠を優先し、身体をよく動かし、社会的な関係を作り、適度なストレスに自分をさらし、スマホの使用を制限する事。
心の不調を予防することが解決策だと、ハンセン氏は述べています。
まずはスマホに触れる機会を減らしていくこと。SNSでは自らが積極的に交流したい人の情報を取っていきましょう\(^^)/
終わりに

最後まで読んで頂きありがとうございました!🙇♂️
『スマホ脳』にはデジタル時代の具体的なアドバイスも記載されているので、是非直接手に取って読んでみてください!
進化するためには当然リスクも被ります。その中で最短距離で進化するのはどうしたらいいか?
僕は自ら情報を取りに行き、実践し続けることだと思います。
さあ、スマホを閉じて、自分がやりたい事を一緒に考えていきましょう!
まだまだ旬な話題を発信し続ける投稿をしていきます👍
ではまた会いましょう!(⌒▽⌒)
【参考文献】
①スマホ脳 アンデシュ・ハンセン(著)
②行政のデジタル化
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